05_ブランクスをつくる(後編)
- Akira Tsukakoshi
- 2017年5月2日
- 読了時間: 3分

ブランクスづくりの仕上げ。2枚のフォームとストリンガーを圧着します。
フォームは幅900mmのものを半分に割っただけだから結構幅があります。もしかして、このタイミングでもう少し幅を狭く削ってしまった方が扱いやすかったかもしれません(サーフボードはおおよそ500mm~600mmぐらいの幅)。ただ、ボードの側面が局面になってしまうと圧着が難しいと思ったので今回は幅を狭くしないままに圧着。
ここでも活躍するのがダイソーのエポキシ接着剤。
※エポキシ接着剤は樹脂同士をよーーく混ぜることが大事。

両面を一度に圧着しようとすると無理が生じるので工程を2回に分け、2日かけました。
まずはストリンガーと右側のフォームを圧着。
ストリンガーにエポキシ接着剤を塗り込み(片面で2本ぐらい使用)、フォームの側面に貼り付ける。このとき、自分でカットした側ではないほう(市販の時の切断面)とストリンガーを接着するとデコボコが少なくくっつきやすかったです。
養生テープでぐるぐるに捲いたうえで、立てて上から重しを載せて放置。


翌日、左側のフォームを圧着。
圧着までの工程は同じ。が乾燥工程ではボードの幅があり過ぎて立てて重しを載せられないので横にして壁に向けてテンションをかけました。

が、テンションが足りなかったり、杉材自体が湾曲していたりでストリンガーとフォームの間にすき間があいてしまいました。そのまま使っちゃったけど。
ネットで調べると引っ越しなどで使うタイダウンベルトで縛っているようでした。

ブランクスというよりは薄汚い畳のようですが…。とりあえずボード作りのスタートラインに立ちました。
と、ここまでの累計材料費は3759円。作業時間は延べ3、4時間程度(乾燥工程を挟んでいるので日数にすると数日)。ブランクスの購入ルートを探して、手配してドキドキしながら削り出すことを考えると、初めての1本をこのスタイルで削るのはハードルがだいぶ低い気がします。
材料:
エポキシ接着剤 108円×4個 432円
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累計材料費 3759円
参考サイト・動画:
How to build a Home Depot surfboard step by step
Eric Russell
僕らと同じくXPSフォームでゼロからサーフボードをDIYした人の解説動画。当初とても勇気づけられました
Gluing a Surfboard Blank Together - How to Build a Surfboard #06
Andrew W
この人の「How to Build a Surfboard」シリーズは超丁寧でかゆいところに手が届くめちゃめちゃ分かりやすいシリーズです。英語もゆっくりでとても聞き取りやすい。断熱材フォームからサーフボードをつくるならこのシリーズを見るのが一番手っ取り早いです。この回はフォームの圧着について。
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